指導方針

①「復習」から「定着」へ基本的に予習は不要。初めて出会う単元や問題に、まっさらな気持ちで取り組んでもらう。そこから生徒たちの好奇心を育て、「新しいことを知る喜び」を共有する。宿題は復習のみ。ご家庭ではまず復習に力を入れていただきたい。 ②「教わる授業」よりも「考える授業」正解や解き方を教わる前に、「なぜこうなるのか?」をまずじっくり考える。限界まで一生懸命に考えて、やっと正解にたどりついた生徒たちの反応はさまざまだが、「わかった!」という嬉しさであれ、「わからなかった…」という悔しさであれ、そうして考えた問題は頭にも心にも深く刻まれるものである。「先生、これどうやるの?」という質問には安易に答えない。「自分はこう考えた」というところまで説明させてから、質問に答える。
③「考える力」とは「伝える力」「わかるのだけれど、書けない」という悩みは多くの子がもっている。最近の中学受験の流れとして「記述力」「表現力」が求められる傾向である以上、避けては通れない。記述とは、自分の考えを正確に伝えること。そして、「初めてその文章だけを読んだ人にも伝わる」内容でなければならない。 授業では、とにかく生徒に何度も問いかけて、各自の考えを話させる。「なぜそう考えるのか」そして「自分の考えは周りの人間に伝わっているか」が常に問われる授業。「考える力」と同時に「伝える力」を鍛えたい。自分の考えを分かりやすく伝えられるようになれば、文章で表現できるようになるまであと一歩。最終的には「書く力」の養成を目的とする。